サッカー関連動画のシナリオ作成①

3月28日、大阪のヨドコウ桜スタジアムで行われたサッカー日本代表コロンビア戦。

24日に行われたウルグアイ戦では引き分けに終わったため、第2次森保ジャパンの初勝利に期待がかかる一戦となりました。

森保監督は、ウルグアイ戦から大きくメンバーを入れ替えないと公言していましたが、左SBでバングーナガンデ佳史扶が先発で代表デビュー。

1トップには町野修斗が先発起用され、鎌田大地がボランチでスタートするなど新しい一面も見せながら試合がスタートしました。

開始早々、日本にチャンスが到来します。

先発起用された町野が起点となり、守田英正のピンポイントクロスを三笘薫が打点の高いヘディング。

相手GKが試合に入り切れてない隙を突いたヘディングシュートは、見事にゴールへ吸い込まれ開始3分で先制点を上げました。

幸先よく先制した日本代表でしたが、コロンビアが徐々にペースを掴んできます。

前半33分に日本は右サイドを崩され、コロンビアの新生、ジョン・デュランに決められて試合は振り出しへ。

テンポよくビルドアップできていた日本でしたが、同点とされた辺りから徐々に失速していきます。

失点直後もDF陣は顔が下がっており落ち込んでいた様子で、誰も声を上げてチームを鼓舞する様子が見て取れませんでした。

それでも前半41分、日本は右サイドでプレイする菅原由勢と伊東純也の連携からチャンスを演出。

最後はペナルティエリア付近で西村拓真にボールが入ります。

フリーで受けることができましたが、ワントラップしてるうちに寄せられてコースを限定されてしまうと、左足で打ったシュートは枠を外れてしまいます。

大きなチャンスでしたが決めきれず、スコアレスドローのまま前半を終了することになりました。

前半は鎌田と守田を中心にビルドアップが機能していましたが、時間が経過していくにつれて、コロンビアに押し込まれる回数が増えていき、尻すぼみになっていった試合展開でした。

後半が始まると早々に日本は選手交代を行います。

鎌田と町田を下げて、遠藤航と上田綺世を投入。

コロンビアは猛攻を仕掛けますが、中央でしっかりブロックを固めることができていたので、決定的なシーンは作らせません。

しかしここで日本代表にアクシデントが発生します。

バングーナガンデがハイボール処理の着地に失敗。

日本ベンチが慌ただしくなる中、立ち上がりプレイに戻るバングーナガンデ。

続行可能にも見えましたが、森保監督は交代を決断します。

まず54分に三笘を下げて、堂安律を投入。 59分に西村、バングーナガンデを下げて、久保建英、瀬古歩夢を投入します。

この時、伊東を右サイドから左サイドへと変更していました。

後半59分の交代は、森保監督にとって不測の事態だったのでしょう。

試合後のインタビューで「交代カードの切り方で失点につながったところもある」と采配ミスを自ら指摘しています。

交代から2分後、日本はピンチを迎えます。

交代で入った瀬古が左サイドでの競り合いから、ファウルとも取れる対応で、日本DF陣の集中が切れます。

副審はファウルで旗を上げますが、主審がアドバンテージをとり流すとコロンビアはすかさずシュートへ。

GKシュミット・ダニエルの好セーブで弾き返しますが、こぼれ球に反応したラファエル・サントス・ボレがバイシクルシュートを放ちます。

真っすぐゴールへと向かったシュートはコロンビアの逆転ゴールとなりました。

逆転を許した日本は、堂安・久保を中心に猛攻をしかけます。

迎えた後半78分。守田と浅野拓磨の交代の場面で珍事が起きることに。

交代で投入される浅野の手にはなぜかメモが握られていました。

メモを持ったままピッチへ入った浅野は、遠藤のところへ急いで駆け寄りメモを渡します。

何かを伝えた後、前線のポジションへ向かいました。

受け取った遠藤は、「えっ?」と不思議そうな表情をしており、メモを手にしたままプレイを続行。

プレイをしながらメモを読む遠藤の姿がTVで映し出され、他の選手にも次々と手渡されていくと、

それをTVカメラが追いかける様子も映し出され、プレイと関係ないシーンでもメモの行方を気にするカメラワークが数秒続きました。

メモを見た選手たちは首をかしげながら話をしていて、理解が難しかったのか板倉滉や伊藤洋輝は森保監督に直に聞きに行く場面も。

結果として浅野の投入以降はフォーメーションを4-4-2へ変更し、ここから日本は大きくバランスを崩すことになりました。

コロンビアが引き気味になったこともありますが、明らかにプレイ精度が落ちます。

久保、堂安のコンビも効果的な仕掛けができず、独りよがりなプレイが目立ちました。

投入された浅野に至ってはまったくボールに関与できておらず、なんのために投入されたのか疑問が残るほどに。

全員が点を取りに行く意思こそ見えましたが、動きとしてはまったく期待感の持てない終盤となりました。

見ている側もモヤモヤした感情のまま試合が終了となります。

結果、1-2でコロンビアが逆転勝利となりました。

敗戦となった選手たちのインタビューを見てみましょう。

三笘「良い時間帯に先制してからゲームの進め方に課題があった」

堂安「考えるより先に体が動くような感覚はある」 「シュート0本は課題」

久保「早くチームの力になりたいという苛立ちもありました。気負い過ぎていた」

板倉「相手もギアを上げてきた時に球際など1ランク上がった中でやっているので、そういうところは反省して次に向かいたいと思います」

自身とチームの課題をそれぞれ上げていました。

森保監督のコメントでは、

勝利を目指して、選手は良い準備をしてくれました。先制できた中で試合をモノにできず非常に残念。サポーターの皆さんに喜んでいただける結果を出せず残念です」

勝利を目指しながらもアグレッシブに交代枠を使っていくようにやってきましたが、(逆転負けで)うまく私が対応できなかった。(大事なのは)どんな形でも勝利すること。コントロールして試合を進められるようにチーム作りをしていきたいです」

と、自身の反省も口にしていました。

この試合では浅野投入時に手にしていたメモが話題となりました。

森保監督が渡したもので、なんらかの指示が書かれていたようです。

おそらくシステム変更が記載されていたのでしょう。

しかしこれが選手への混乱を招くことになります。

メモが渡されてすぐに試合がリスタートされたことで、メモを手にした遠藤はそのままプレイをする羽目に。

その後もプレイが途切れるたびに周りへ伝えながら、メモを選手間で回していました。

メモがある程度行き渡ってからも選手間での話し合いは続き、 直接、森保監督に聞きに行く選手もいました。

板倉はこの時の様子を振り返り、「どういう立ち位置で行くのか、もう一回、細かく聞きに行きました」 と語るなど、メモの意味がなかったのでは?と思いたくなるありさま。

ピッチ上で選手が混乱している一方で、非常に珍しい光景を目にしたサポーターは騒然とします。

TV中継でもしっかり放送され、瞬く間に「森保メモ」がTwitterのトレンド入りしました。

ネットでは、

「まさかのメモを選手に渡すのやべぇ新しすぎる」

「メモ渡される選手初めて見た笑」

「森保メモの新たな使い方おもしろすぎるんだけどwww」

「メモを渡すとは斬新な戦術」

と多くの人が、森保メモに反応しました。

メモに書かれた内容が注目を集め、ネット上では大喜利状態にまで発展。

「浅野お使い」

「勝ったら焼肉」

「デスノートの切れ端に触れて死神見えたから混乱したんだ」

など、問題のシーンが大いに揶揄されました。

気になる内容は後に判明します。

簡易的なピッチ図が書かれており、そこに「タケ」「リツ」「ユキ」など選手名が。

システム変更による選手のポジションを指示した内容だったようです。

Twitterにすぐさまトレンド入りするほど話題集めた一方で、数多くの批判もありました。

「選手混乱させて無意味」

「口頭で伝えればいい」

「メモってありえない?」

「少なくとも事前にゲームプランとフォーメーションくらいは確認してくれ」

「行き当たりばったりの選手起用では通用しない」

など、厳しい意見が目立つ内容でもありました。

事実、試合後の発言で森保監督は、 「トレーニングでやっていない形です」と発言しており、準備不足は明らかでした。

以前から試合中にメモを取る姿をよく見かける森保監督ですが、

今回は書いたメモを渡したことで、ネタとしての進化は見せることができたようです(笑)

試合中にメモを渡すのはルール上問題ないのか?と疑問を持った方も多いんじゃないでしょうか。

結論から言うと、「審判の判断次第」となります。

ルール上、はっきりと明文化されていません。

しかし審判にはゲームコントロールにおける裁量権があります。

審判が不適切だと判断すれば、メモは回収の対象となるでしょうし、選手や監督に注意も与えられるでしょう。

今回は、試合がフレンドリーマッチと重要度がそれほど高くないこともあったと思います。

ゲームコントロールの妨げになる様子も見て取れなかったので、審判はスルーしたのだと思われます。

珍事の起きたコロンビア戦でしたが、収穫と課題と両方見られた試合内容でした。

敗戦してしまったので批判は避けられませんが、期待の持てる部分もあったのは事実です。

後継者不足といわれていたSBではバングーナガンデや菅原が好パフォーマンスを披露しました。

伊東・三苫の両サイドは完成度も高く、さらなる伸びしろも感じ期待が高まります。

FWのポジション争いも良い意味で激しさを増しており、オプションに応じた選手の使い分けも可能ではないでしょうか。

次の日本代表戦は6月になります。

それまで各クラブチームへ戻る選手たちの、さらなる成長を期待しましょう。

最後までご視聴ありがとうございました。

今後もこのような動画を上げていきますので、ぜひ高評価・チャンネル登録をよろしくお願 いします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました